「corte(コルテ)」は音声認識AIと生成AI(ChatGPT)を活用した薬歴作成補助サービスです。薬剤師の会話を録音し、AIが自動で不要な内容をカットしてSOAP形式に要約。あらゆる薬歴メーカーに対応し、PC・タブレット・スマホで使用可能なため、在宅診療でも活用できます。日経新聞にも掲載され、契約数1000店舗を突破した本サービスは、薬剤師の業務効率化と患者対応時間の創出に貢献します。
薬歴作成の課題を解決するAIサービス「corte」とは
医療従事者が患者と向き合っている時間はどれくらいでしょうか。診察中、患者を見ている時間とカルテや薬歴に情報を打ち込んでいる時間、どちらが多いのでしょうか。厚生労働省の資料によると、薬剤交付・服薬指導の次に処理時間が長いとされているのが薬歴の作成です。
「医療従事者をモニターから解放する」というミッションを掲げて開発されたのが、声でカルテを作成するサービス「corte(コルテ)」です。音声認識AIと生成AI(ChatGPT)を組み合わせることで、薬歴作成の時間を圧倒的に短縮するサービスとして注目を集めています。
薬剤師が直面する薬歴作成の現状
国が推奨している対人業務を増やそうと患者さんと会話すればするほど、薬歴に残る履歴が増え、作成時間が伸びてしまいます。これが結果的に残業の増加につながる悪循環を生んでいます。
また、薬歴作成時間は人によってバラつきがあり、内容にも過不足が生じやすい問題があります。在宅やかかりつけ業務などの対人業務に十分な時間を割けない状況や、薬歴作成などの対物業務のために労働時間が増えてしまうという課題も抱えています。
corteの4つの主要機能
1. 無駄な会話をカットし、要点をSOAP形式で出力
ワンタップで患者さんとの会話を録音し、自動でAIが文字を作成します。メモを取る必要がなく、ChatGPTが不必要な内容を削除した上で、薬歴作成のフォーマットに自動で要約してくれます。
2. 出力された文字を簡単にコピー&ペースト
患者主訴・検査値・薬品名など必要な情報を選択してコピーできます。そのまま薬歴システムにペーストするだけで作成が完了します。
3. どんな薬歴メーカーでも使用可能
電子薬歴作成システム(インターネット環境)を利用していれば、どのメーカーでも使用可能です。また、PC・タブレット・スマホ端末で使えるため、在宅先でも使用できます。
4. 使いやすくて低コスト
ログインから1タップで録音・要約ができるため、PCやAIに馴染みのない方でも簡単に使えます。余計な機能がないシンプルな設計により、類似の他社サービスよりも使いやすく、リーズナブルな価格設定となっています。
サービスの利用料金体系
corteの料金体系は以下のとおりです:
◆従量料金
- ・通常プラン:1回50円(100回ごとに5,000円)
- ・キャンペーン価格:1回25円(100回ごとに2,500円)
◆その他料金
- ・通常プラン
- ・初期費用:300,000円
- ・基本料金:月額10,000円(200回まで)
- ・キャンペーン中
- ・初期費用:148,000円
- ・基本料金:月額10,000円(400回まで)
導入事例と現場の声
corteは現場での実証実験を重視し、薬剤師目線での使いやすさを常に考え、改良を重ねています。導入した薬局からは以下のような声が寄せられています:
「患者・薬剤師双方の声を拾うマイクが小さいので違和感なく利用できました。患者との対話内容が記録されることで、要約内容だけでなく、間違えた内容も確認できることが良かったです」(オール薬局ゆめモール西条店)
サービスは日本調剤などの大手チェーンでも導入されており、日経新聞朝刊にも掲載されています。契約数は1000店舗を突破しており、AI薬歴支援サービスとしての実績を積み上げています。
まとめ
「corte」は、音声認識AIと生成AI(ChatGPT)を組み合わせることで、薬剤師の薬歴作成業務を大幅に効率化するサービスです。簡単な操作で使える低コストなツールとして、多くの薬局に導入されています。
薬歴作成の時間短縮により、薬剤師が患者さんとより向き合える時間を創出し、対人業務の充実を実現します。また、あらゆる薬歴メーカーに対応し、PC・タブレット・スマホで使用できるため、在宅診療などでも活用可能です。
医療現場の効率化と患者サービスの向上を同時に実現する「corte」は、AIを活用した業務改善の好例と言えるでしょう。
サービス詳細:https://hp1.corteai.jp/