24時間対応可能な面接AIエージェント「People XRecruit」を解説!

キャリア・教育
24時間対応可能な面接AIエージェント「People XRecruit」を解説!

株式会社PeopleXが2025年4月から提供開始する「People XRecruit」は、デジタルヒューマンによる対話型AI面接サービスです。24時間いつでも面接可能で日程調整の手間を省き、AIによる公平な評価と深掘り質問機能を備えています。候補者にとっても緊張しにくい環境で、自然な対話を通じて自己アピールがしやすいという特長があります。この記事では、採用業務の効率化と候補者体験の向上を同時に実現するPeople XRecruitの機能と導入メリットを詳しく解説します。

イントロダクション

採用活動において、面接日程の調整や面接官の確保は常に大きな課題です。特に人手不足が深刻化する中、採用担当者の負担は増す一方ですが、質の高い面接を維持しながら効率化を図るのは容易ではありません。

そんな採用現場の悩みを解決するサービスが登場しました。株式会社PeopleXが2025年4月から提供を開始する「People XRecruit」は、デジタルヒューマンによる対話型AI面接サービスです。「あなたの採用チームに、AI面接官を」をコンセプトに、テクノロジーを活用した新しい採用体験を提供します。

People XRecruitの概要と特徴

1.24時間対応可能なAI面接システム

People XRecruitの最大の特徴は、24時間いつでも面接が可能な点です。従来の採用面接では、候補者と面接官の日程調整に多くの時間と手間がかかっていました。さらに、面接官の確保も容易ではなく、特に繁忙期には面接のために社員が本来の業務を犠牲にすることも少なくありませんでした。

People XRecruitでは、応募者が自分の都合の良い時間に面接を受けられるため、日程調整の手間が不要になります。夜間や土日も面接対応が可能なオープン型のため、現職がある中途採用者や学生など、様々な状況の候補者に対応できます。これにより、応募から面接実施までのリードタイムを大幅に短縮し、優秀な人材の獲得機会を逃さない採用活動が可能になります。

2.デジタルヒューマンによる自然な対話体験

「本物の人間よりも緊張しない」と候補者からも好評なのが、デジタルヒューマンを活用した対話型の面接スタイルです。従来の静止画AI面接とは違い、自然なコミュニケーションが円滑に進みます。

PeopleXが実施した調査によると、人間の面接官よりもAI面接官の方が「公平に判断される」「緊張せずにのぞめる」と感じる応募者が多く、約86%が「一次面接はAI面接官で良い」と回答しています。この結果は、AIによる面接が単なる効率化だけでなく、候補者体験の向上にも貢献することを示しています。

3.AIによる面接体験の向上

面接担当者の人柄や特性に依存することがないため、採用基準の統一化、面談の均質化、判断の公平化が担保されます。これにより、採用プロセスの透明性と信頼性が高まり、より公平な評価が可能になります。

また、生成AIによる深掘り質問機能により、回答内容に応じて適切な質問が自動生成されます。これにより、候補者のスキルや経験を多角的に評価することができ、高いレベルの面接が実現します。

主な機能と活用シーン

1.募集職種ごとの管理・設定機能

People XRecruitでは、募集職種ごとに応募URLを発行でき、応募の受付中/停止中を管理できます。また、氏名/応募職種/アドレス/生年月日などを検索・表示する機能も備えており、応募状況を一元管理できます。

2.面接結果の記録と分析

面接の様子は録画データと文字起こしで保存されるため、面接官が面接結果を客観的に確認・評価できます。これにより、採用担当者は複数の候補者を効率的に比較検討することができ、より適切な採用判断が可能になります。

3.募集職種ごとの詳細な質問設定

募集職種ごとに質問を設定できるため、新卒/中途/パート/アルバイトなど、様々な採用形態に対応可能です。150種類の質問テンプレートが用意されており、職種や採用区分に合わせた最適な質問設定が可能です。

<機能詳細一覧>

・募集職種の管理:募集職種ごとに応募URLを発行、応募の受付中/停止中を管理できます。

・オープン型の応募URL:自由に応募可能なオープン型のため、求人票やスカウトメールにあらかじめURLを記載することができます。

・職種ごとの質問設定:募集職種ごとに質問を設定でき、新卒/中途/パート/アルバイトにあわせて150種類の質問を用意しています。

・繰り返し応募防止:ユーザー登録により応募履歴を管理し、繰り返しの応募を防止します。

・カメラ/マイクテスト:面接開始後のエラーを未然に防ぐため、事前テストを実施できます。

・生成AIによる深掘り質問:回答内容に応じて深掘り質問が可能なため、レベルの高い面接を実現可能です。

・応募状況の可視化:氏名/応募職種/アドレス/生年月日などを検索、表示できます。

・面接結果の表示:録画データと文字起こしで、面接内容を確認することができます。

導入によるメリットと効果

1.採用業務の効率化

People XRecruitの導入により、日程調整や面接実施などの業務を大幅に削減可能です。実際、導入企業では以下のような効果が見込まれています。

・選考工数:80%削減

・採用チャネルのコスト:90%削減(1名あたり平均140万円)

・選考リードタイム:14日短縮

特に日程調整や面接実施などの定型業務を自動化することで、採用担当者は候補者の評価や採用戦略の立案など、より付加価値の高い業務に注力できるようになります。

2.応募者増加と採用機会の拡大

24時間オープン型のため、スカウトメールに面接URLを直接添付できるほか、いつでも気軽に面接ができるため、スカウトからの応募率向上にもつながります。応募受付から面接実施までは平均13.6日かかるというデータがありますが、AI面接なら応募と同日(リードタイム0)に面接実施が可能です。

これにより、応募者の熱量が高いうちに選考を進めることができ、他社への流出を防ぐことができます。特に人材獲得競争が激しい業界では、この即時性がミスマッチングの防止と採用成功率の向上に大きく貢献します。

3.多様な採用ニーズへの対応

新卒採用、中途採用、パート・アルバイト採用など、様々な採用形態に対応可能です。それぞれの採用区分に適した質問設定ができるため、効率的かつ効果的な面接が実現します。

また、AI面接は人間の感情や先入観に左右されにくいため、多様な人材の公平な評価が可能になります。これはダイバーシティ推進の観点からも重要なポイントです。

スキルベース採用時代の到来とAI面接の可能性

PeopleXは、米国で注目されている「スキルベース組織」の概念に言及しています。特定職務に限定したジョブ型では業務内容の複雑化・専門化、変化スピードの速さに対応するのが難しく、慢性的な人材不足に対応できないという課題に対し、人材のスキルに応じて業務を割り当てるスキルベース組織が注目されています。

スキルベースの採用では、特定のスキルや経験に基づいて人材を評価するため、公平性や一貫性、スキルの客観的評価などの観点からAIによる判断を面接などの採用プロセスで活用することが有効です。People XRecruitはこうした時代の変化にも対応した次世代の採用ツールと言えるでしょう。

デジタルヒューマン市場の拡大

バーチャルヒューマン(デジタルヒューマン)は、AIや3DCG技術を使い、実在する人間のような外見で、対話や感情表現などを再現する技術です。2030年には市場規模が5,275億8000万米ドルとなるという調査もあり、今後急拡大が見込まれています。

People XRecruitはこうした最先端技術を採用領域に活用した先駆的なサービスと言えるでしょう。将来的には、開発者向けのコーディング試験や採用後の営業向けのロールプレイングトレーニングなど、幅広い人材開発領域での活用も視野に入れているとのことです。

まとめ・結論

People XRecruitは、デジタルヒューマンとAI技術を活用することで、採用業務の効率化と候補者体験の向上を同時に実現する革新的なサービスです。24時間対応可能な面接システムにより、日程調整の手間を大幅に削減し、AIによる公平な評価と深掘り質問機能により、質の高い面接を実現します。

人手不足が深刻化し、採用競争が激化する中、こうした技術を活用した採用DXは、企業の競争力強化に直結する重要な取り組みと言えるでしょう。2025年4月のサービス開始に向けて、既に多くの企業から注目を集めているPeople XRecruitの今後の展開に期待が高まります。

People XRecruit サービス詳細:https://xrecruit.jp/

【出典】